M-1王者たくろう コンビ名の由来が意外?

たくろう アイキャッチ M-1グランプリ

M-1グランプリで優勝を果たし、一気に注目を集めているお笑いコンビ「たくろう」。ネタの面白さはもちろんですが、最近じわじわ話題になっているのが“コンビ名の由来”です。シンプルな名前だからこそ、「どういう意味?」「誰が決めたの?」と気になる方も多いようです。この記事では、M-1優勝で再注目されたたくろうのコンビ名の由来について、分かりやすく考察していきます。

M-1王者たくろうが注目されている理由

まず前提として、たくろうがなぜここまで注目されているのかを整理しておきます。最大の理由は、M-1グランプリでの優勝という圧倒的な実績です。M-1は毎年レベルが高く、決勝に進むだけでも難関。その中で頂点に立ったことで、これまで名前を知っていた人も、そうでなかった人も一気に関心を持つようになりました。

また、たくろうの漫才は派手さよりも、言葉選びや間の取り方が印象的で、「何度も見返したくなる」「気づいたらハマっていた」という声も多いようです。こうしたタイプのコンビは、後からじわじわ人気が広がる傾向があり、優勝後に過去の発言やエピソードが掘り起こされやすくなります。その流れで、コンビ名の由来にも再び注目が集まっていると考えられます。

リアルでたくろうのネタを見ましたが、赤木さんの優柔不断なボケが絶妙で、決勝3組の中でも一番おもしろかったです!王道のしゃべくり漫才スタイルで、安心して見られた印象です。

たくろうのコンビ名由来とは?

結論から言うと、「たくろう」というコンビ名は、二人がそれぞれ好きな有名人の名前を組み合わせたものです。
きむらが敬愛しているのは、国民的スターの木村拓哉。一方、赤木が好きなのは、日本を代表する野球選手のイチローです。この二人の名前を語呂よく組み合わせて、「たくろう」というコンビ名が誕生しました。

特にきむらの木村拓哉愛はかなり有名で、趣味を「木村拓哉鑑賞」と語るほどの大ファン。ラジオ番組は欠かさずチェックし、自叙伝や写真集も所持しているそうです。その熱量を知ると、コンビ名に「拓哉」由来の要素が入っていることにも納得できます。

また、きむらの芸名が「きむらバンド」であるのも、単なる木村拓哉ファンという理由だけではありません。本名が「木村太一」であることに加え、過去にバンド活動をしていた経験が由来となっています。特技はベース演奏で、音楽的なバックグラウンドを持つ芸人でもあります。

こうした背景を踏まえると、「たくろう」というコンビ名は、二人の好きとこれまでの人生が自然に重なって生まれた名前だと言えそうです。

たくろうコンビ結成までの略歴と名前決定の流れ

たくろうの二人は、ともにNSC大阪校出身です。赤木はNSC入学前から地元の同級生と漫才コンビを組み、ライブハウスで漫才を披露していました。一方のきむらは、NSC卒業後に1期下である37期生の授業にアシスタントとして参加しており、その場で赤木と出会います。

きむらは2014年から2015年にかけて、別のコンビ「バンドワゴン」として活動しており、赤木もNSC同期と複数のコンビを経験していました。その後、それぞれのコンビが解散。同じタイミングでフリーになった二人ですが、「めちゃくちゃおもしろいけど余っている」という赤木の噂を耳にしたきむらが声をかけたことが、コンビ結成のきっかけだったそうです。

そしてコンビ名を決める際に話題に上がったのが、きむらの好きな木村拓哉と、赤木の好きなイチロー。どちらも国民的スターであり、語感の良さも相まって、「たくろう」という名前に決定しました。

その後、2016年からM-1グランプリに出場。着実に実績を積み重ね、紆余曲折を経て、ついに決勝初進出・初優勝という快挙を成し遂げます。コンビ名に込められた好きと憧れが、長い下積みを支える原動力になっていたのかもしれません。

たくろうというコンビ名が持つ意味と強み

コンビ名「たくろう」は、二人の好きな有名人の名前を組み合わせたものですが、結果的にお笑いコンビとして非常にバランスの良い名前になっています。由来を知らなければ、特定の人物を連想しすぎることもなく、ひらがなの柔らかさも相まって、親しみやすい印象を受けます。

一方で、由来を知ると「木村拓哉×イチロー」という、どちらも一時代を築いたスターの名前が隠れている点が面白さにつながります。派手な意味を前面に出さず、あくまで語呂の良さと覚えやすさを優先したことで、長く使えるコンビ名になったと言えるでしょう。

また、下積み時代から着実に実力を積み上げ、M-1で結果を出した今だからこそ、このシンプルな名前がより強く印象に残ります。奇をてらわず、中身で勝負してきたたくろうのスタンスが、コンビ名にも表れているように感じられます。

M-1優勝後に広がるたくろうの可能性

M-1グランプリでの優勝を経て、たくろうはこれまで以上に幅広い場面で見かける存在になっていくと考えられます。ネタ番組はもちろん、トーク番組やインタビューなどで、今回紹介したようなコンビ名の由来や結成秘話が語られる機会も増えていくでしょう。

特に、二人の好きから生まれたコンビ名のエピソードは、ライトなお笑いファンにも伝わりやすく、親近感を持ってもらえる要素です。漫才の実力だけでなく、人柄や背景を知ることで、より応援したくなるという方も多いのではないでしょうか。

長い下積みを経て、ようやくつかんだM-1王者という肩書き。これから先、たくろうがどんな新しい一面を見せてくれるのか、そしてこのコンビ名がさらに多くの人に知られていくのか、引き続き注目していきたいですね。

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